いずむうびい

テキトーなブログ。

映画好きへ質問するときの留意点

長らく映画好き+Twitterをやっていると,同じようなケースに同じようにモヤっとしている姿をしばしば目にする.分かる分かる.見るたびにそう思うが,共感に終始して改善案や解決法など考えたこともなかった.世の中がそういう風にできているんだから宿命みたいなもんでしょと考えることを知らず知らずのうちに放棄していたのかもしれない.それは世の中に対して失礼ともいえるんじゃないか.そこそこの映画好きとしてまずまずの結論は出しておくべきではないか?というわけで,ボクなりに考えてみました.

お題となるのは,映画好きなら誰しもが対峙したであろう大体このようなニュアンスで現れる【質問】です.


「今まで見たなかで一番面白かった映画はなに?」


これね.好きなんだからそんな簡単に一番とか決められないですし決まっていたとしても何それへぇーとかが関の山ですしと思わざるを得ないTHE・不毛な質問の代表格!なんども受けたこの質問が嫌になってからというものもはやボクはどう回避していたのか覚えていない.聞いた方は数年後も覚えていたりするのが厄介.斯様に多くの映画好きは100000%この質問を快く思ってません.では,何故この類の質問をそれほどまでに嫌がるのか?ごくごくシンプルに説明しましょう.


Q.嫌がる理由は?

A.何百何千何万と見た映画の中からの「一番」を差し出すのに「知らない」と地へ落とされるから


ですよ……………

「大好きなもの」が「知らない」の一言で無へと帰すことになる事態にどうして加担しなければならないのか!それが嫌だからといって別の答えを用意するのも心苦しい!どういう映画か教えてほしい?一本語るのに一本で済めばいいことは稀だ!ゼロからのスタートに付き合えるほどの話術は無い!良いことなど一つも無い!身近に映画好きがいる方やこれから映画好きと出会ったときは絶対に控えるべき質問と断言する!なにを偉そうにと思う方はちょっとこれを見てほしい!

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Twitterで拾ったやつw

月に映画館へ複数回おもむく人間はごくわずかで,日本において「映画好き」はなかなかのマイノリティーのようだからマジョリティーの非映画好きの側こそが気を遣いましょう(真顔).映画好きは基本的にはこじらせているんです!

もちろん,聞いた側としては話の流れで何となく軽い気持ちで聞いたのでしょう.しかし,映画好きは「映画」のことにものすごく真面目でさらに「人に映画を勧める」ということにひどく敏感です.なので,テキトーに受け答えするスキルがなかなか身につきません.あなたが目の前にしている「映画好き」が映画好きとしてどれほどの有段者かあなたには分からないはずです.ならば「聞かない」のがベターな選択なのです.セルフスペースに土足で入ると足跡が残ります.

とはいえ,これから新生活シーズン.映画好きの人と出会うこともあるでしょう.もうすぐ春ですね恋をしてみませんかよろしくその人と純粋に「話したい」と思うこともあるでしょう.そんなときに投げ掛けるオススメの【質問】を用意しました.


Q.次はなんの映画を見るの?

or

Q.これから楽しみにしている映画は?


これです.これからの映画の「予定」をきくのです.映画好きはマイノリティーですから大抵の人が孤独感を持っています.それに擦り寄ることができるし,先の「今まで〜」の質問が良くないのは過去を振り返る作業を強いることともいえるので非常に前向きな気持ちになってくれると思います.人の過去,そんなに聞かないですよね?映画好きにとって映画は物ではなく「人」であり「時間」であり「良くも悪くも確定された記憶」なのです.その過去を掘り出そうとするのではなく,まだ見ぬ未来である「予定」をきくことで,映画好きは待ってましたと言わんばかりに説明してくれるはずです.映画好きは基本的には「説明」するのが好きですから(笑)

「映画」は誰でも知っている娯楽ですけど,ルールや境界線が無いので誰もが同じように認識しているものではないところが奥深いというか闇深いというか.ハイ.というわけで,人の興味に興味を抱いたときはそれを掘り下げるのではなく広げたり持ち上げたりしてあげるのがその人に対して礼儀になるんじゃないか?って結論なのでした.こんなこと書いてたら睡眠時間が半分削れていまもう絶望しかない.おしまい

慮る人『オデッセイ』

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快作!すげー面白かった!3D字幕版MX4Dにて鑑賞です.

先月地元に現れたMX4D.揺れたり吹いたりするの楽しいんだけど,スクリーンの光を強調するためにフラッシュさせたり,転ぶ主人公の衝撃をバシッと背中に伝えてきたり,やや品が無いと思う瞬間もある(笑)なので,この形式での「初鑑賞」は避けたいなぁと思っていたんだけど,さっそく字幕版の上映がMX4Dしか無いという状況に出くわした.今後,こういったことが増えてくるんだろうなぁ.何とか慣れて楽しさを搾り出していくしかない.

さて,火星に取り残されるマット・デイモンが頑張る映画です.70億人が待っているとのキャッチコピーが良い響きですが,もっとも面白かったのは「慮(りょ)」です.この映画にはいろんな「慮(りょ)」が詰まってました.

たったひとり火星に取り残されたワトニー.彼が「憂慮」するのはもちろんこれからひとりでどうなっちゃうの?ってこと.そこで「このままだと僕は…」と死を思わせる瞬間があるんですが,そのとき彼は死という言葉を口にせず「熟慮」します.

「……いや、生き延びよう」と.

わざわざ言わなくてもわかることは言わなくていいし,言ったら本当になっちゃいそうなことは言わなくていいんですよね.このシーンからすべてが始まります.

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慮る人のポーズ

火星で自給自足のサバイバルを始めたワトニーをタイムラグ込みながら見守る地球組のNASAの職員.彼等も事態の深刻さを冷静に受け止めて「思慮深く」行動します.すでに死んだと報道してしまった彼の存在をいったいどのように伝えるべきか.また,彼自身にはどう説明すべきか.そして,救出のためにどんな指示・準備・決断をするのか.基本的に頭の良い計算式が会話の大半を占めているにもかかわらず一般地球人のボクらが共感や盛り上がりを感じられるのはこういった「配慮」に時間を割いてくれるからなんですよね.

絶望的な状況に置かれながら常に希望的観測のもとアクションしてくれるのも見ていて気持ちがいい.密なやり取りをするうちにワトニーとNASA組の人間関係がだんだんと「無遠慮」になっていくなんて素晴らしい展開もほどほどにしてほしいです(笑)

というわけで,宇宙を舞台にしながら,いや宇宙を舞台にしたからこそ,人の「慮る」感情やそこから築いていく人間関係がより一層際立つ素晴らしい映画でした.面白かったです!

恐怖のコントラストとコントラクト『残穢−住んではいけない部屋−』

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めっちゃ面白かった!ことしは邦画をより楽しむために映画化が決まっている小説を何冊か読んでいて,この映画が読了済み鑑賞の第一弾だったんですが,早くも首位登場かといった感じです.個人的観測ではまちがいなく中村義洋監督の最高傑作.原作もかなり面白いが映画は期待していた通り視覚聴覚の刺激が心地よい.ほんとうに最高でした.以下,ネタバレ.

映画を見ているときに「怖い」とか「不気味」とか思うには登場人物の視点を通すのが正攻法だ.登場人物が身を凍らせたり逃げまどう姿を見て観客は恐怖する.逆をいえば,登場人物が怖がったり気味悪く思ったりしてくれないと見ているこちらも怯えることは少ない.

この映画が面白いのは,そういった登場人物の視点を「感じているのか?気付いているのか?」という興味関心に置き換えているところだ.

箒の音を帯だと気付く者,ブランコを見る子どもと見えない大人,赤ん坊の泣き声を聞く者と聞かない者.登場人物のコントラストでもって観客を引き込んでいくのがとてつもなく上手い.また,話を真剣にする者とそうでない者,十人十色の識別センサーとして見る「私」と「仮に久保さん」の反応も最高に面白い.独特の雰囲気で力を抜きながら時たまピリッと不快感を浮かべる過去最高の竹内結子.爪を噛む橋本愛は当然のように可愛い!

さらに素晴らしいのは,起きる不可解な事象のことを「穢れ」と定義しているところだ(便宜上,呪いや祟りと言われてはいるが).あらゆる事象を探るうえで定義は大切だ.相手が何なのかわからなければどうしようもない.仮に呪いとするなら癒しが対抗になるかもしれないし,祟りであれば謎や歴史を紐解くことで納得のいく話がわかるかもしれない.理不尽に対して理詰めで迫っていくのがこの物語の楽しさだ.

では,定義を「穢れ」としたうえで,いったいどうすればいいのか?そこから導かれる解がまた面白い.穢れは触れたら最後.もうどうしようもないのだ.穢れは無差別に立ち現れ,穢れは規則正しく存在し続ける.震源地は変わらないのだろうがいわゆる残留思念のように場所や人にこだわることがない.ラストで後出しジャンケンのようにいわれる「話しても聞いても〜」のルールの最凶たるやただごとではない.

タイトルにされている「残穢」という言葉を登場人物が口にしないことでその印象を観客が持ち帰ることになるのも素晴らしい.この登場人物たちに触れてしまったことこの映画を見てしまったことが「残穢」となって自分に付着したような感覚をおぼえる.吹き付ける風やちょっとした物音にまんまと過敏になってしまった.そういった事象の構築と物語の構造が素晴らしくお上手で本当に楽しかった.その意味では「仮に久保さん」が建築関係の学生さんで「私」が作家っていう設定も魅力的だ.ハイ.一月からこんなに楽しくて大丈夫なのかと不安になるくらいの最高の一本でした!

冬の本気にたじろぐ〜最近見た映画

『オキュラス/怨霊鏡』
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鏡からの攻撃は鏡らしく「何かを見せること」で,幼少期の記憶と現在のシーンが入り乱れる構造はまさに鏡そのもの.呪いへの対として時折見せる主人公のなにクソ根性も対称的で素晴らしかった.去年見ていればベスト入り.


『クリムゾン・ピーク』
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幽霊の謎どうこうとか「クリムゾン・ピーク」の現象どうこうよりもミア・ワシコウスカジェシカ・チャステイントム・ヒドルストンと,見ているだけでOKな役者ばかりに気を取られてしまう.それが楽しくもあり物足りなくもあり.


『白鯨との闘い』
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抱えていた罪悪感よりも愛の包容力による緩和だったり,瀕死の危機的状況よりも船乗りの誇りだったり,大きなものと小さなものが浮かんでは消える.意外に響いた.


『ザ・ウォーク』
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久しぶりに良い3Dを見た.怖さなのか美しさなのか.とにかくそこに何があるのか見たくなる映像が良かった.物語は夢に愛された罪な男の話.JGLが『(500)日のサマー』(2009)につづいてふたたびキラめくデートシーンを見せてくれる.


『エージェント・ウルトラ』
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「ある日突然選ばれし者になったらどうする?」っていう幸運で彩られたキャラクターと「今後一切そんなことは起きないとしたらどうする?」っていう残酷で象られたキャラクターが右往左往する映画.「タレこみなんかしねぇけどここ入ってろ」と対応するジョン・レグイザモが好き.いちばん現実主義.撃たれて綺麗に穴開きすぎ.

咳をしても2人『ブリッジ・オブ・スパイ』

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スティーヴン・スピルバーグ監督×コーエン兄弟脚本作品.めっちゃ面白かったです.トップ中のトップのこのタッグには正直それほど心躍らせることなく淡々と劇場へ足を運んだのだけれど満足度高かったです.しっかりと映画を見たなぁ.そんな思いで満たされました.

1957年の米ソ冷戦下,とはいえ,それほど緊迫感を煽ってくることはない.銃撃も危険は危険なんだけど「当たり前のことを当たり前のようにやるだけ」ってな具合に「真摯」な映画だった.話を二転三転させつつ緊張と緩和が整っている.飛び道具を使わず基礎体力の高さのみで魅せてもらえた印象だ.画家スパイのおっちゃん・アベルのナチュラルに鍛え終えた体が妙にそそる.

◆好きだったやり取り
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「それで、あんた腕はいいのかい?」
「まぁ、かなりいいほうだよ」
「そうかい。過去に経験は?」
「……お互いはじめてだろ?」

このやり取りで「yes all right」と信頼関係を結べる2人が美しい.この場面で2人への思い入れがグッと高まります.それからパイロットのパワーズ,東ドイツで経済学を学ぶプライアーとアベルとは対照的な登場人物が出てくるけど,つくり手側の眼差しは完全にこの2人に向けられていたように思う.

人が自分に抱いているのが好意なのか嫌悪感なのか疑いなのか信頼なのか.そういうのが顔を見ると一発で分かるのが楽しかった.風邪を引いてからのドノヴァンのとにかく早く何とかしたい感が物語を乗せてくれました.ハイ.良い映画を見ました!

2016年怪幕の朗報!『イット・フォローズ』

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2016年の映画始め.いやー1本目からすごいもん見せてもらえた!大豊作だった去年見ていても確実にベストテンに選んでましたね.カメラの動きでドキドキしたりカットの切り替わりで目を見開いたりするのはやはりこんなにも楽しいものなのだと再認識しました.素晴らしい!


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オープニング.アニーと名のついた1人の女性のおよそ3分ほどの描写で,実に端的に映画を描いてくれている.この3分にある行動や心理状態がこの映画の登場人物のベースなのだ.秀逸と思った.

基本的に説明という説明がなされないので,それについて「なに?」とか「なぜ?」を投げかけるのは無粋な気もするけれど,1度見たきりの感想をそれはそれとして書きとめておきたいので,以下,少し考えてみようと思う.


◆「それ」のおぞましさ.
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もちろん捕まったら死ぬわけだから「おそろしい」と思う存在なのだけど,つけてくる奴らを見ていておぼえた感覚は「おぞましさ」だった.

まず,彼らの特徴として,素っ裸だったり部屋着だったり病衣のようなものだったり,おおむね「室内」の格好をしていたというのがあると思う.なおかつ感染者の身近な存在であり,もっというと家族の姿をしていることがほとんどだ.そのことから「それ」とは,感染者の記憶にまつわる何かであることは分かる.

それらの一体何がおぞましいのか?それは「セックスを媒介にした感染」とすることで「家族と性」というもっとも掛け合わせたくない配合がなされているからじゃないだろうか.自分という存在は父親と母親のセックスによって生まれた.これは上書きされることのない事実だが,できることなら深く向き合いたくないものだ.ある時点から家族と性は切り離すことにして,次第に考えもしないようになる.どんな姿をしてるんだときかれても「言いたくない」とジェイは言った.見たくないし考えたくもない.そうやって“上書きして消したつもりでいた事象が滲み出るように延々とつけ回してくる不快感”が「それ」の持つおぞましさの正体ではないかと思う.

 
◆その他,好きだったところを羅列.
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多くの人が立ち寄り去っていったデトロイトの「事後」感あふれる廃虚っぷり,時代設定の不明瞭さ,地響きとシンセサイザーでやたら煽ってくる音楽,学校で名前調べてるときもしれーっと追いかけてきてたり,辿りついた庭での密会や砂浜で一眠りにある学生風味などなど,すべてのセンスが素晴らしかったが,主に心地よかったポイントは「登場人物が不用意に感情を言葉にしないこと」と「時間経過の描き方」だ.

お姉ちゃん優しいからねとポールがいうと妹ケリーは一瞬顔を強ばらせる.あのときケリーは何を考えていたのか.ヤラのどうも本腰の入っていない感じはなんだ.償いだの言い始めるグレッグはどうした.なんだ君たちいったい何があったというんだ.「事態の切迫」により,登場人物の関係や出自に解を求めてしまう感覚に半強制的に持っていかれてこれが最高に楽しかった.どいつもこいつもいい具合に喋りゃしねぇ.

奴らは必ず歩きだから車で時間を稼ぐ.それがもたらす「油断」という致命的なロス.その時間経過によって,いわゆる志村うしろー!をこんなにも自然に描いてくれた映画は見たことがない!いざ奴らが現れても見える人にしか見えないし,見える人はどんな姿なのか言いたくもない.鉄壁.無理ゲー.面白すぎて降参です.

というわけで,2016年の映画始めに選んだ『イット・フォローズ』は確実に年間ベストに入ってくるし,もしこれが入らないようならことしも大豊作になる朗報といえるド怪作でした.もう最高〜!

いずむうびい謹製2015年映画ベストEX

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映画納め.例年,ベストテンつって作品のランキング発表してるだけなんだけど,ことしはそれだけじゃ勿体ない気がするんで,人物に特化したものも書き残しておこうと思う.


【監督賞】
まずは監督さん.見たあとに名前を覚えさせられた監督さんだったり,作品を見る前から意識させられた監督さんです.


なかでも,印象的だったのは,,,

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ジョージ・ミラー監督!いやー『フューリーロード』,凄かったですね.あの早回しの映像感と世界観.そしてなんといってもシリーズ全作をこの爺様が撮っているという事実に熱くなります.これがマッドか!


お次は【助演女優賞】【助演男優賞】を.ストーリーラインとは違った場所へハッと連れていってもらえる瞬間,少ない出演シーンで「持っていってくれた」役者さんです.

【助演女優賞】
【助演男優賞】

なかでも印象的だったのは,,,

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助演女優賞はソフィア・ブテラ!(『キングスマン』ガゼル役).ただの用心棒,殺人マシーンではなく,あなた達どういうご関係?なんて瞬間的に思わせてくれる表情で楽しませてもらえました.

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そして助演男優賞は『ジョン・ウィック』と『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の2本で抜群の存在感を放ったジョン・レグイザモさん!1度覚えたら名前を口にせずにはいられません.

続きまして【主演女優賞】.見ているだけで心地いい.その一挙手一投足から目が離せない!と,スクリーンに釘付けにさせてもらえた女優さんたちです.


彼女たちから選ぶとしたら,,,

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この2人のどっちか!1人には選べません!

『フォースの覚醒』でシリーズ新章の主人公という大役を掴んだデイジー・リドリー!少し受け口なのが実にキュートで素の顔と笑顔の切り替わりがたまらなく魅力的です.ハイパードライブの過負荷を直すとこの笑顔が最高なのでミレニアムファルコンもっと故障しろ.

同じくサラ・コナーという歴史ある大役を任されたエミリア・クラーク作り手がそう見せてるってのもあるんだろうけど,リンダ・ハミルトンを想起させる唇が素晴らしいです.ターミネーター新シリーズ,ぜんぜん見たいですよね.

最後は主演男優賞.ここは5人ではなくずば抜けた3人に絞りました.男の中の男たち,でてこいや〜

そのうち1人に金メダルを贈呈するならば,,,

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ジェイク・ジレンホール!『ナイトクローラー』で見せた怪演!ほんとに怪演としか言いようがない!お見事!

ハイ,おまけとしてことし開花した役者さんへの【新人賞】と映画的瞬間最高視聴率を獲得した【ラブリー賞】をお届けしておしまい.

【新人賞】
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ボディフェイントを入れ込んだ素晴らしいドリブルを披露してくれた広瀬すず

【ラブリー賞】
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あぁデイジー.デイジーデイジーデイジー!君のことは忘れない!

以上!ことしも一年ありがとうございました.よいお年をお迎えくださいまし〜!